祭礼絵巻

古の神事を伝える

当神社には、神輿をかつぐ行列が描かれている絵巻物が宝物として伝わっています。菊川英山という浮世絵師が描きました。ここでは、絵巻の全体像をご覧いただけます。

絵巻は四メートルという長さで、行列の人数は357人。藤岡市指定重要文化財として、藤岡歴史館に保存されています。今でも、神社の神輿はこの絵に近い形でかつがれています。

菊川英山

きくかわ えいざん、天明7年〈1787年〉 – 慶応3年6月16日〈1867年7月17日〉

江戸時代後期の浮世絵師、菊川派の祖。江戸に生まれ、最初は役者絵を描きましたが、そのうちに縦二枚続の美人画を創案。以降多くの美人画を描きました。文久2年(1862年)に藤岡へ移り住み、78歳のころ当神社の祭礼絵巻を描きました。墓所は藤岡市の成道寺にあります。