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神社とお寺どちらに頼む?人形供養の違いと選び方|郵送の可否・費用の考え方

人形供養をお願いする先として「神社かお寺か」で迷っている方に向けて、当神社から中立の立場でご案内いたします。遠方にお住まいの方や大量の人形・割れ物をお持ちの方でも、当神社では毎月一回程度の式典で丁重にご奉仕し、終了後にはご報告のお葉書をお送りしております。供養料の目安はみかん箱1箱相当(縦+横+高さが約100 cm)で1口2,500円という「お気持ち」のお納めをお願いしており、郵送でも全国から受け付けています。

まず結論|どちらでも大切に扱われます。遠方・大量・割れ物は郵送が現実的

神社とお寺のいずれに依頼しても、大切な人形は丁重に取り扱われます。神社ではご祈祷(祈願)を捧げて御霊を天に還し、その後処分されます。当神社では月例の式典の後にご報告を差し上げるので、参列が難しい遠方の方でも安心です。一方、一般的なお寺では僧侶の読経による法要を行い、その後お焚き上げをする流れが主流です。式の開催頻度は寺院ごとに異なり、年に一度の供養祭としてまとめて行う場合や月例で行う場合もあります。

依頼先を選ぶポイントは「日程の融通」「郵送の可否」「報告の有無」「費用の明確さ」です。当神社では全国からの郵送受付を歓迎しており、供養後の報告葉書もお送りしています。遠方の方、大量の人形やガラスケース入りなどの割れ物をお持ちの方は、持参よりも郵送が現実的です。詳しい案内は、人形供養のご案内(郵送可・毎月の式典)をご覧ください。

神社での人形供養(当神社の流れ)|月例の式典・ご報告はがき・費用の目安

受付から発送まで

当神社では、直接の持参も郵送も随時受け付けています。郵送の場合は地域の制限はなく、特に東京・埼玉・神奈川から多くのお申し込みをいただいています。お引取りできる品目は人形・ぬいぐるみ・剥製・こけし・置物のほか、鎧や兜、羽子板など節句飾りまで幅広く、生き物の形をした品を原則としてお受けしています。陶器やガラスケース入りの人形など燃えないものも引き取れます。

郵送手順

  1. 封入 – 供養料(お気持ちの額)と「人形供養」の旨・所有者情報を書いたメモを封筒に入れます。封筒はみかん箱のふた裏に軽くテープで貼ってください。複数箱になる場合でも、封筒は一つにまとめます。
  2. 梱包 – 人形を箱に入れ、封筒をふたの裏に貼り付けます。品名は必ず「人形(ぬいぐるみ)」と記入し、スプレー缶や刃物、ライター、可燃性液体などの危険物や食品・液体、着払いは同梱しないでください。電池入り玩具は電池を抜いてください。
  3. 発送 – 宅配便で送付し、送料はご負担ください。宅配便の場合は箱の中に現金を入れても構いませんが、郵便局から送る際は供養料のみ現金書留で別途送付してください。宛先は群馬県藤岡市藤岡1152番地 富士浅間神社です。

式典とご報告

ご送付後、当神社の社殿にて月に一回程度の式典を執行し、御霊を天に還します。式典の日程は毎月異なり、参列は必須ではありません。完了後1〜2ヶ月ほどでご報告の葉書をお送りします。ご希望に応じてお札やお守りも同封可能です。

費用の目安

供養料はみかん箱1箱分が目安で1口2,500円です。箱の大きさや中身の数は問いません。大型セットや複数箱の場合は「何口分相当」とお考えいただき、お気持ちでお納めください。

お寺での人形供養(一般論)|読経の法要・受付形態・催事の有無

多くのお寺では、僧侶が読経して御霊を抜き、その後お焚き上げを行うという流れで人形供養が行われます。一般的な流れは「依頼→持参または郵送→読経や祈祷→お焚き上げ」で、寺院によっては年に一度の供養祭月例法要の場でまとめて供養することもあります。

具体例として、禅寺では事前連絡後に人形をきれいに拭き、当日施主が並べて約10分ほどの法要を行います。その後は寺側が毎日読経して供養し、月末にまとめて焚き上げるという流れで、一体一体にお祓いとお清めをしたうえで読経と焚き上げを行っています。寺院によってはガラスケースなど不燃物も受け付けますが別途料金が必要で、供養料の目安はみかん箱程度で5,000円〜10,000円、一式飾りでは7,000円〜10,000円、ガラスケース付きは追加500円と案内しているところもあります。一方で、多くの寺院は不燃物を受け付けていなかったり、費用が「お気持ち」で明示されていなかったりするため、事前に確認が必要です。年に一度の供養祭や感謝祭では、1体500〜5,000円程度で受け付けるケースもあります。

選び方の基準|日程の融通・郵送可否・報告の有無・費用の明確さ

以下の表は、当神社と一般的なお寺を比較したものです。依頼先を選ぶ際の参考にしてください。

選び方の基準当神社(富士浅間神社)一般的なお寺
日程の融通月に一度の式典。受付は随時で日程の調整が可能。読経法要や供養祭の開催日が決まっており、年1回や月例のみの場合もある。
郵送可否全国から郵送可。箱や袋の大きさは自由で、不燃物も受付。郵送可否は寺院によって異なり、事前連絡が必要。ガラスケースや不燃物を断る寺院も多い。
報告の有無供養後にご報告の葉書をお送りする。証明書を発行する寺院もあれば報告がないところもある。
費用の明確さみかん箱1口=2,500円を目安にお気持ちで。費用は寺院によって大きく異なり、1箱5,000円〜1万円、一体500〜5,000円など幅がある。

「無料」の見極め方(一般論)|催事の条件・整理券・地域枠

人形供養を無料で行えると宣伝する催事や供養祭は、年に一度の感謝祭として開催されることが多く、地域の神社や葬儀社、人形店が主催します。明治神宮の「人形感謝祭」のように、45 ℓ程度の袋1つから初穂料3,000円で受け付ける例もあれば、1体500円〜5,000円と幅がある会場もあります。無料である場合でも、事前予約が必要だったり、不燃物やガラスケースが受付対象外だったりすることも。

また、感謝祭は決められた日時・場所のみの開催で、受付数量に限りがあるため整理券制になることもあります。参加できない場合には日程変更が難しく、郵送受付も別途費用が掛かります。費用を抑えることは大切ですが、「無料」にこだわりすぎて大切な人形の扱いが簡略にならないように、供養内容や報告の有無も重視しましょう。

郵送という選択肢|梱包と宛名・費用(供養料)・複数箱の注意

郵送での人形供養は、遠方に住む方や大きな人形・割れ物が多い方にとって便利な方法です。当神社では全国からの郵送を歓迎しており、以下の手順でお送りいただけます。

  1. 封入 – 供養料と「人形供養」のメモ(所有者名や住所など)を封筒に入れます。封筒は箱のふた裏に軽く貼ってください。
  2. 梱包 – 人形やぬいぐるみを箱に入れます。ガラスケースや割れ物は緩衝材で包み、箱の隙間には新聞紙や緩衝材を詰めるなど、輸送中に動かないようにします。壊れやすい荷物は品名欄に「人形(ぬいぐるみ)」と明記し、取り扱い注意のシールを貼ると安心です。品名を曖昧な「雑貨」などと書くと配達が遅れる可能性があるため、具体的に記載しましょう。危険物や食品、液体、着払いは同梱しないでください。電池入りの玩具は電池を抜いてください。
  3. 発送 – 宅配便で富士浅間神社へ送付し、送料はご負担ください。宅配便なら箱に現金を入れても差し支えありませんが、郵便局から送る場合は供養料のみ現金書留でお送りください。

箱が複数になる場合は、封筒とメモをいずれか一つの箱にまとめて入れ、申し込み時に「2箱口」「3箱口」など口数をお知らせください。当神社では箱の数や大きさに制限はなく、大量の人形も受け付けています。なお、供養料はみかん箱1口2,500円を目安として、複数箱の場合は相当分をお納めください。

よくある質問(5問)

Q1. 神社とお寺、どちらにお願いするのが正しいですか?

A. どちらでも大切に扱われます。神社ではご祈祷で御霊をお慰めし、その後にご報告葉書をお送りしています。一方、お寺では僧侶が読経する法要の後にお焚き上げを行うのが一般的です。依頼先は日程や方法、郵送可否などご自身の都合でお選びください。

Q2. 匿名や名字のみで申し込めますか?

A. 供養では持ち主様のお名前を読み上げるため、お名前とご住所の記載をお願いしています。どうしても匿名をご希望の場合はご相談ください。ただし、ご報告葉書の送付ができない場合があります。

Q3. 領収証は発行してもらえますか?

A. はい、領収証(受納証)はお申し出いただければ発行いたします。供養料と一緒にその旨をメモにお書きください。

Q4. 着払いで送ることはできますか?

A. 着払いのお荷物は受け付けておりません。送料はご負担いただき、供養料は封筒に入れて同封するか現金書留でお送りください。

Q5. 供養祭はいつ行われますか?立ち会えますか?

A. 当神社の式典は月に一度執り行いますが、日程は毎月変わります。ご参列は必須ではなく、郵送や持参のみで承ることができます。供養後にはご報告の葉書をお送りします。お寺の場合は年に一度や月例の法要にまとめて行う場合もあり、立ち会いの可否は寺院ごとに異なります。

チェックリスト|依頼先を決める前に確認したい10項目

  •  神社かお寺か、近隣に依頼先があるかを調べた
  •  日程の融通(通年受付か、年に一度の供養祭か)を確認した
  •  郵送で受け付けているか、持参のみかを確認した
  •  供養料の目安が明示されているか(例:当神社は1口2,500円)
  •  ガラスケースや兜など不燃物の扱いを確認した
  •  供養後の報告(葉書や証明書)の有無を確認した
  •  危険物や食品など同梱してはいけないものを把握した
  •  品名を「人形(ぬいぐるみ)」と記入することを忘れない
  •  供養料やメモを封筒に入れ、ふた裏に貼ることを準備した
  •  複数箱の場合は封筒を1つにまとめ、口数相当の供養料を考えた

送り先と申込み方法(電話・LINE・メール)

当神社へのお申し込みは、お電話・メール・公式LINEから承っております。ご質問や不安な点はお気軽にお問い合わせください。

  • 電話受付:0274‑22‑2597(受付時間:9:30〜11:30、13:30〜17:00/休業日:仏滅の日・お盆)。
  • メール:info@fuji‑sengen.sakura.ne.jp(2日以内に返信がない場合はお電話ください)。
  • 公式LINE:当神社サイトのリンクから友だち登録の上、お問い合わせください。

送付先は「〒375‑0024 群馬県藤岡市藤岡1152番地 富士浅間神社」です。持参の場合は事前にご予約いただき、ご希望の時間帯をお知らせください。申し込みや詳しい流れは、人形供養のご案内(郵送可・毎月の式典)をご参照ください。

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