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五月人形・兜の供養|飾り台や道具のまとめ方・郵送の梱包と費用(供養料)

五月人形(兜・鎧)一式をどこまで同梱するか、飾り台や屏風・弓太刀の扱いで迷っていませんか。富士浅間神社では 兜・鎧も受付しており、郵送での申し込みが可能です。品名は必ず 「人形(五月人形)」 と記載し、費用(供養料)の目安はみかん箱=1口=2,500円です。本記事では構成品の仕分け、梱包の方法、大型・重いパーツの扱い、宛名と品名の書き方、費用の考え方に加え、持ち込みと郵送の比較やチェックリストまでをまとめました。

まず結論|兜・鎧も受付可。飾り台・道具は「まとめ方」を決めて梱包

富士浅間神社では五月人形の兜や鎧を「生き物の形を模したもの」に準ずるお品として受け付けています。飾り台や屏風、弓太刀などを必ず同梱する必要はなく、供養する気持ちが大切です。部品が多い場合は無理に一箱に詰めずに分けて送り、飾り台や屏風は自治体のルールに従って処分する選択肢もあります。このページで案内する「人形供養のご案内(郵送可・毎月の式典)」では月に一度程度の式典で供養し、郵送受付も歓迎しています。

構成品を仕分け|兜・鎧・小札・弓太刀・屏風・飾り台(どこまで同梱?)

五月人形は兜飾りや鎧飾り、武者人形、弓矢・刀、屏風、飾り台など多くのパーツから成ります。以下のポイントで仕分けをしましょう。

  • 兜・鎧・武者人形 – 本体部分は供養対象。顔や装飾品は柔らかい紙で包み、金具や角は厚紙や布で覆って 先端保護 します。刃物や危険物は同梱できません。
  • 小札や装飾パーツ – 小さな部品はジッパー付き袋や小袋、小箱にまとめます。
  • 弓太刀・刀の先端 – 刀剣類を送る場合は刃をさやに納め、適当な保護材で包んだ上で堅固な箱に入れ、隙間を保護材で埋めて固定することが日本郵便でも推奨されています。
  • 屏風・飾り台・台座 – 木と紙でできた屏風は可燃ゴミ、金属の蝶番がある場合は不燃ゴミに分別し、大きさが30 cmを超えるものは粗大ゴミとして処分する自治体が多いと紹介されています。飾り台や台座も素材に応じて燃える/燃えないゴミに分別できます。神社でお受けすることもできますが、送らずに処分するのも現実的です。

郵送の梱包|布/紙で保護→小袋→箱へ。先端保護と角保護

準備するものはダンボール箱、緩衝材(新聞紙・エアキャップなど)、はさみ、テープ、封筒、メモです。梱包は以下の手順で行います。

  1. 封入 – 供養料とメモを封筒に入れ、箱のフタ裏に軽くテープで貼ります。複数箱になる場合でも封筒は1箱目にまとめます。
  2. パーツの包み方 – パーツごとに柔らかい布や白い紙で包み、袋に入れて密閉します。白い紙を使うと色移りを防げます。金具や角は厚紙や布で覆う「先端保護」を行い、刃物はさやに入れてから包みます。電池入り玩具は電池を抜きます。
  3. 緩衝材で二重保護 – 割れ物(ガラスケース等)は厚めにエアキャップを二重に巻き、角を重点的にガードします。緩衝材がない場合はタオルなどで代用できます。コップや陶器類と同じく、箱の底に緩衝材を敷き詰め、パーツを立てた状態で詰め、隙間には新聞紙やエアキャップを詰め込んで動かないようにします。
  4. 角と天地の保護 – 四隅にはコーナーガードや厚紙をあて、上下が分かるように「天地無用」のシールを貼ります。ヤマト運輸はワレモノを送る際に、品名欄の「ワレモノ」に○を付けることと、緩衝材で包んで隙間を埋めることを推奨しています。
  5. 封緘・外装 – 箱を閉じる際は十字にガムテープを貼り、軽く振って中身が動かないか確認します。複数箱になる場合はそれぞれに「1/2」「2/2」などと書き、送り主名を統一します。

大型・重いパーツの扱い|分割/複数箱の基準

甲冑(鎧や兜)やガラスケース入りの人形は重量やサイズが大きいことが多いです。1箱が持ち上げにくい場合は無理をせず分割しましょう。例えば、兜と鎧を別々の箱に入れ、飾り台や屏風は自宅で処分または自治体の粗大ゴミに出すのも一案。複数箱になる場合は封筒を1箱目に入れ、他の箱には「2箱口」や「3箱口」と明記します。重いガラスケースは中身を取り出し、ガラス板や木枠を個別にダンボールと緩衝材で包む方法が安全とされています。

宛名・品名の書き方(品名は「人形(五月人形)」)と複数箱の備考

送り状は手書きでも印字でも構いませんが、品名欄には 「人形(五月人形)」 と具体的に書きます。ヤマト運輸のFAQでは内容が分からない「雑貨」は避け、具体的な品目を記載するよう求めています。ガラスケースや割れ物の場合は備考欄に「ワレモノ」「天地無用」を記し、複数箱なら「2箱口」などを記入します。宛名は以下のように記載してください。

〒375‑0024
群馬県藤岡市藤岡1152番地 富士浅間神社
(品名)人形(五月人形)
(備考)ワレモノ・天地無用/2箱口(必要に応じて)

郵便局から発送する場合は、法令の規定により、供養料を現金書留で別送する必要があります。

費用(供養料)の目安|みかん箱=1口=2,500円/大型は“何口分相当”

富士浅間神社では、みかん箱(縦+横+高さが約100 cm)1箱分を1口として 2,500円 を目安としています。箱の大きさや点数に応じて「何口分に相当するか」で考えれば良く、厳密な計算は不要です。以下は五月人形の目安表です(※あくまで一例でありお気持ちで問題ありません)。

お品の例目安の口数ポイント
兜飾り(兜・弓太刀)2口鎧より小型。パーツを二重に包み、先端保護を忘れずに。
鎧飾り一式3口兜・鎧・弓太刀や屏風を含む場合。重いので2箱以上に分けると安全。
兜+鎧セット3〜4口収納箱ごと送る場合は口数が増える。飾り台や屏風を除けば減らせる。
武者人形(単体)1〜2口本体のみなら1口程度。ガラスケース入りは2口目安。
弓太刀・小道具のみ1口小袋にまとめ、刃の先端をさやや厚紙で覆って包む。
豪華セット(鎧・兜・屏風・飾り台)4〜5口台座や屏風を別箱にすると梱包しやすい。不要な台座は自治体で処分。

持ち込みと郵送の比較(どちらが現実的?)

比較項目持ち込み郵送
手間と時間神社までの移動時間・交通費が必要。大型や複数箱は車がないと厳しい。自宅で梱包し宅配業者に集荷依頼すれば、発送まで完結。
箱数の自由度大きな箱1つにまとめるのも可。ただし重さに注意。サイズや重量に応じて複数箱に分けられる。封筒は1箱目にまとめるだけ。
天候の影響荷物を持ち歩くため雨天時は負担。集荷やコンビニ発送なら天候を気にせず送れる。
破損リスク移動中に落とす可能性がある。運送会社の保険やワレモノシールを利用でき、緩衝材を充分に入れれば破損リスクは低減。
気持ちの負担神社で直接手渡しできる安心感がある。郵送でも毎月の式典で丁重に供養され、後日報告のお葉書が届くので安心。

結論として、大型セットや割れ物、複数箱になる場合は郵送が現実的です。持参したい方は日時予約が必要ですが、郵送なら全国から随時受け付けています。

よくある質問(5問)

Q1. 飾り台や屏風は必ず送るべきですか?
A1. いいえ。飾り台や屏風は送らなくても供養は受け付けられます。木と紙でできた屏風は燃えるゴミ、金属が使われている場合は不燃ゴミに分別し、30 cmを超えるものは粗大ゴミとして処分できる自治体が多いと紹介されています。

Q2. 匿名で送ってもいいですか?
A2. 祝詞での読み上げとご報告郵送のため、所有者名(ふりがな付き)、性別、生年月日、住所などの記載が必要です。やむを得ず匿名にしたい場合はご相談ください。

Q3. 領収証はもらえますか?
A3. ご希望の場合はメモに「領収証希望」と記載してください。神社から領収証を発行することができます。

Q4. 着払いで送ってもいいですか?
A4. いいえ。送料は送り主の負担で、着払いは受け付けていません。供養料は封筒に入れて同封し、郵便局から送る場合は現金書留で送ります。

Q5. いつ供養されますか?
A5. 富士浅間神社では月に一度程度の式典で供養が行われ、日程は毎月変動しますが受付は随時です。供養後はご報告のお葉書が届きます。

発送前チェックリスト(10項目)

  •  兜・鎧・弓太刀・屏風・飾り台など構成品の同梱範囲を決めた。
  •  各パーツを柔らかい布や白い紙で包み、小袋にまとめた。
  •  刀や矢の先端をさやや厚紙で覆い、先端保護を行った。
  •  ガラスケースや割れ物には二重に緩衝材を巻き、角をコーナーガードで保護した。
  •  電池入り玩具は電池を抜いた。
  •  供養料とメモを封筒に入れ、フタ裏に貼り付けた。
  •  箱の底に緩衝材を敷き詰め、隙間を埋めて中身が動かないことを確認した。
  •  送り状の品名欄に「人形(五月人形)」と記入し、ワレモノ・天地無用を明記した。
  •  危険物や食品・液体、刃物を入れていないことを確認した。
  •  複数箱の場合は箱数を記し、封筒は1箱目にまとめた。

送り先と申込み方法(電話・LINE・メール)

送り先は 〒375‑0024 群馬県藤岡市藤岡1152番地 富士浅間神社 です。電話(0274‑22‑2597)やメール(info@fuji‑sengen.sakura.ne.jp)、公式LINEから申し込みができ、郵送でも持参でも受け付けています。着払いは不可で送料は自己負担、供養料は封筒で同梱または現金書留で送ります。

人形供養の詳細や申し込み方法についてはこちらのページをご覧ください:人形供養のご案内(郵送可・毎月の式典)

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